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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

文献概要

今月の臨床 産科外来検診マニュアル 妊娠中期

14.妊娠中期の検診

著者: 今中基晴1 荻田幸雄1

所属機関: 1大阪市立大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.500 - P.502

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 妊婦検診は妊娠の診断がついてから分娩に至るまで定期的に一定の方式に従って行われ,妊婦ならびに胎児の評価に基づいて妊娠,分娩中に母体,胎児に起こり得る異常を早期に検出し,適切な対処,保健指導ができるようにすることを目的としている。
 妊娠中期における妊婦検診は,妊娠27週までは4週間ごと,妊娠28週以降では2週間ごとに行われるのが一般的で,ハイリスク妊娠ではリスクの度合いにより短縮する。この時期においては,胎児異常のスクリーニングならびに胎児発育の評価,前置胎盤や羊水量異常など胎児付属物の検索だけでなく,切迫早産,妊娠中毒症の発症などにも注意する時期であり,また,合併症があれば十分にコントロールしておくことが望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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