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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

文献概要

今月の臨床 産科外来検診マニュアル 妊娠中期

16.胎盤の位置決定

著者: 大屋敦1

所属機関: 1東京都立荒川産院

ページ範囲:P.506 - P.507

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 従来胎盤は,内診所見や単純X線撮影,X線造影法(膀胱,羊水),ラジオアイソトープ,赤外線,超音波ドップラーなどによって観察されていた。しかし,近年は超音波断層装置が普及し,さらに超音波診断法の進歩に伴って胎盤を観察するためには超音波断層法が不可欠の方法となっている。
 胎盤の観察でとくに注意しなければならないのは胎盤位置の診断で,正常位置にあるかあるいは前置胎盤,低置胎盤,頸管胎盤などであるかを知ることである。胎盤の位置によってはそれ以降の妊婦および胎児の予後が変わってくる可能性があるし,また妊娠経過の観察と分娩の対処方法,心構えなども変わってくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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