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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

今月の臨床 産科外来検診マニュアル

妊娠中期

25.子宮筋腫合併妊娠

著者: 藤井信吾1

所属機関: 1信州大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.532 - P.534

文献概要

 妊娠中に遭遇する骨盤内腫瘍の中で,子宮筋腫は最も頻度の高い(0.3〜2.6%)良性腫瘍である1)。しかし,実際に臨床的に気づかないものを含めるとその頻度はこれよりも高いものと考えられる。子宮筋腫は不妊の原因となると多くの教科書で記載されているが,筋腫を持ったまま妊娠・分娩に至るものも多い1-3)
 以下に子宮筋腫合併妊娠の外来での検診について記載したいが,検診の際にたいせつなことは,子宮筋腫が妊娠中にどのような病態を呈し,それが妊娠にどのような影響を与えるのかといった知識の整理が必要と思われるので,まずその点から記載を始めたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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