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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

今月の臨床 産科外来検診マニュアル

妊娠中期

28.IUGR(胎児発育遅延)への対応

著者: 安水洸彦1

所属機関: 1山梨医科大学産婦人科

ページ範囲:P.541 - P.543

文献概要

 IUGR(intrauterine growth retardation:子宮内発育遅延,胎児発育遅延)とは,何らかの原因で胎児の発育が遅延あるいは停止したため,在胎期間に相当する正常な児の発育がみられない状態をいう。具体的には,①超音波像による推定児体重が,該当する妊娠週数での基準値の下限未満,あるいは②出生児体重が基準値の下限未満のものを指す1)。厳密には①はIUGRの疑診であり,②はlight for date児とするほうが適切ではあるが,概念的にもまた字義上もIUGRとして誤りではないので,ともにIUGRと総称されることが多い。外来診療の対象となるのは①の例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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