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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

今月の臨床 産科外来検診マニュアル

妊娠中期

33.奇形スクリーニング

著者: 今井史郎1

所属機関: 1愛染橋病院産婦人科

ページ範囲:P.555 - P.557

文献概要

 胎児奇形を出生前診断する手段として超音波断層法は不可欠である。最近は経腟プローブを使用することで,胎児奇形の診断可能週数はどのくらい早期であるかについての報告がみられるようになった。表1に胎児構造・奇形がどの週数から診断できるかを記した1)。しかしながら胎児奇形を診断する時期に関しては,妊娠20週前後にスクリーニング法として超音波断層法を使用することで発見されることが多い。また児の発育度の異常あるいは羊水量の異常によって胎児奇形を疑い,診断されることもしばしば経験する。各臓器の奇形の診断に関しては他に譲り,今回は奇形と児の発育度および羊水量の異常との関連性から,奇形スクリーニングの一助たるを目的とした。以下の成績は大阪府立母子医療センターで経験した症例についてである2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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