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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

私の治療

硝酸銀棒法によるバルトリン腺嚢腫の被膜分娩(Kapselgeburt)

著者: 森義三郎1 森明人2

所属機関: 1森病院 2鹿児島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.671 - P.674

文献概要

 バルトリン腺嚢腫の根治的治療としての,硝酸銀棒による,嚢腫内焼灼術はきわめて有効な方法である。経験した6例全例が完治した。切開したのち,嚢腫内に硝酸銀棒を挿入し,まんべんなく焼灼すると,だいたい1週間前後で嚢腫壁が抵抗なく摘出あるいは排出される。後遺症など認めなかった。手技も簡単であるし,外来で行えるものである。患者の苦痛もごく軽度である。もっと汎用されるべき方法であろうと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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