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今月の臨床 外陰の診かた 先天異常
8.性腺形成不全症
著者: 宮川勇生1
所属機関: 1大分医科大学産科婦人科
ページ範囲:P.708 - P.709
文献購入ページに移動 性腺形成不全症(gonadal dysgenesis)は索状性腺(streak gonads)で表現される卵巣の形態的異常,すなわち,発育や形成不全を意味し,しばしば性染色体異常が見られ,Turner's syndrome(45,XO)およびそのkaryotype mosaicismで代表される。また,その関連疾患(gonadal dysgcnesis variants)には,streak gonadsで,karyotypeはXX,またはXYであるが,Turner's syndromeに特徴的な身体的症状が見られないpurc gonadaldysgenesis,さらに,鑑別を要する類似疾患にkaryotypeにY染色体を含むtesticular feminizationsyndromeがある。いずれも内分泌学的には,hypergonadotropic hypogonadismで表現される1)。
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