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コラム HRTと他剤併用
HRTと向精神薬
著者: 中村元一1
所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会浜の町病院産婦人科
ページ範囲:P.809 - P.809
文献購入ページに移動 更年期障害にはhot flushに代表される血管運動神経症状や,不安感やうつ状態などの精神神経症状があり,一般的にHRTは前者に奏効することが多いと言われている。しかし,Lauritzenがdouble blind studyで示したごとく,不眠,不安,イライラ,うつ状態などに対してもHRTが効果を示すことは多く,われわれはホルモン的に更年期以降と診断され,上記のような症状を訴える患者にはファーストチョイスとしてHRT単独療法を行っている。そして,HRTだけでは効果のみられない場合にのみ,向精神薬の併用療法を行っている。
心因性と思われるもののうち不眠,不安,イライラなど不定愁訴が主症状であれば抗不安薬を用いる。
心因性と思われるもののうち不眠,不安,イライラなど不定愁訴が主症状であれば抗不安薬を用いる。
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