icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻7号

1993年07月発行

文献概要

今月の臨床 ホルモン補充療法;HRT HRTのプロトコール

14.周期的エストロゲン・プロゲスチン

著者: 水沼英樹1

所属機関: 1群馬学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.842 - P.843

文献購入ページに移動
 従来,ホルモン補充療法(HRT)と言えば卵巣の機能不全を合併した若年婦人の二次性徴促進や維持を目的として行われてきた。しかし中高年婦人におけるHRTは閉経後婦人に外因性にエストロゲン(E)を補充し,そのquality of life(QOL)を改善,ないしは維持することを目的としている。両者は同じEやプロゲステロンを用いると言う点では同質と言えるが,前者がホルモンの刺激効果を利用した治療的投与であるのに対し後者は予防的投与であり,ホルモンの抑制作用を期待している点で異なる。したがって両者は薬剤の投与量,方法,および管理力法の点で大きく異なっている。ここでは中高年女性におけるHRTについて概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?