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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻7号

1993年07月発行

今月の臨床 ホルモン補充療法;HRT

HRTの副作用

23.肝障害

著者: 鈴木暸1

所属機関: 1国立大阪病院産婦人科

ページ範囲:P.866 - P.867

文献概要

 Estrogen(E)による肝障害としては経口避妊薬(ピル)による肝機能異常,黄疸,胆汁うっ滞,肝の血管病変,肝腫瘍の発生がよく知られている。更年期,老年期のホルモン補充療法(HRT)もEを主体とするものであり,同様の肝障害をきたす可能性があるが,ピルに含まれるEは合成型Eが主であるのに対し,HRTでは結合型Eやestradiol−17β(E2)などの天然型Eが主であり,また用量も少ないためか肝障害はピルに比べて軽度のようである。HRTに使用される薬剤のうちgestagenの肝障害は軽度とされているので,本稿ではEの肝障害について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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