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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻8号

1993年08月発行

カラーグラフ 摘出標本の見方・2

卵巣ムチン性腺癌

著者: 薬師寺道明1 大蔵尚文1 田中博志1 岩永成晃1 杉山徹1 西田敬1

所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.911 - P.911

文献概要

 表層上皮性・間質性悪性腫瘍は悪性卵巣腫瘍の80〜90%を占め,この内ムチン性腺癌は10〜20%と漿液性腺癌につぐ頻度である.予後に関しては従来,類内膜腺癌とともに比較的よいとされていたが,近年の進行期別に評価されたいくつかの成績では,とくに進行症例において予後が悪いことが示されている.
 今回,当院において経験したムチン性腺癌の1例を呈示し,その摘出標本の特徴などについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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