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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻8号

1993年08月発行

今月の臨床 産婦管理—on callに応える

入院時

2.合併症妊婦の取扱い

著者: 高木耕一郎1

所属機関: 1東京女子医科大学母子総合医療センター

ページ範囲:P.920 - P.921

文献概要

 妊娠により母体の諸臓器は非妊時に比べて種々の程度の負荷を受ける。その結果として合併症を伴う妊婦では合併症そのものが増悪する場合や,合併症が妊娠の負荷を増大させることにより,母児双方に種々の障害を起こすことが問題となる。合併症の存在が妊娠分娩に先だってわかっている場合と,救急搬送などで分娩時に明らかとなる場合があるが,後者の予後が不良であることは明らかである。本稿で偶発合併症すべてについて述べることは不可能であるため,とくに陣痛開始で入院となった産婦のリスク評価の上で重要と思われることについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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