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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻8号

1993年08月発行

今月の臨床 産婦管理—on callに応える

陣痛室

9.人工破膜のタイミング

著者: 本郷基弘1

所属機関: 1岡山赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.940 - P.941

文献概要

 胎胞が子宮口開大のために果たすという楔作用の役割はすでに否定され,前早期破水が分娩進行に支障とならないことも実証されている。さらに,人工破膜法は陣痛誘発法あるいは陣痛強化法として,わが国でも日常の産科臨床において広く支持を得られている。
 分娩第1期の終り頃か分娩第2期にはいって,胎胞を破り前羊水を流出させる人工破膜法によって,わずかに陣痛が微弱になったり異常陣痛になるとの報告もあるが,概して陣痛は強化されるとの考えが支配的である1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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