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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻8号

1993年08月発行

今月の臨床 産婦管理—on callに応える

分娩室

24.臍帯巻絡

著者: 越野立夫1 朝倉啓文1

所属機関: 1日本医科大学附属第一病院産婦人科

ページ範囲:P.987 - P.989

文献概要

 臍帯巻絡は,約25〜40%の分娩時に観察され,最も頻度の高い臍帯の異常である1)。臍帯巻絡があると,分娩時に臍帯圧迫の原因となり,変動性一過性徐脈(variable deceleration:VD)や遷延性徐脈などの出現頻度が高くなる。したがって,臍帯巻絡のある児の分娩では,われわれ産科医はVD出現による胎児仮死発症に対してつねにoncallの状態にいることを意識していなければならない。症例を提示し考えてゆく。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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