icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻8号

1993年08月発行

文献概要

今月の臨床 産婦管理—on callに応える 分娩室

28.会陰裂傷の縫合

著者: 吉沢浩志1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.998 - P.1000

文献購入ページに移動
 今日の分娩管理では必要に応じた会陰切開術と縫合による適切な会陰保護が行われていると思うが,分娩に対する考え方はアクティブバース,ラマーズ法などに代表される産婦の希望も多様化して,中には会陰切開術をことさらに忌み嫌う風潮がない訳でもない。無用な会陰切開術は批判されて当然であるが,会陰裂傷の避けられない場合もあり,分娩に関わる人たちがお互いに理解し,協力し合って無事な分娩となるように心がけたい。
 分娩に際して会陰・腟裂傷による担当医からのon callを想定すると,肛門粘膜や直腸粘膜に及ぶ大きな裂傷,腟円蓋に達する深い裂傷,血腫などが発生した場合になろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?