文献詳細
症例
NACとしての動注療法が有効であった子宮頸部clear cell adenocarcinomaの1例
著者: 藤原葉一郎1 藤田誠司1 伊藤良治2
所属機関: 1国立舞鶴病院産婦人科 2京都第一赤十字病院産婦人科
ページ範囲:P.1019 - P.1022
文献概要
子宮頸癌で本来手術適応外であるⅢ期,Ⅳ期症例や,扁平上皮癌に比較して放射線感受性が乏しくコントロールが困難とされている頸部腺癌症例に対して,NACとしての動注療法を施行することは,down stagingによるcurative operationを可能にし,その予後を向上させ得る可能性が示唆され,子宮頸癌治療における有用な手段の一つであると考えられた。
掲載誌情報