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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻9号

1993年09月発行

カラーグラフ 摘出標本の見方・3

卵巣明細胞腺癌

著者: 薬師寺道明1 杉山徹1 大蔵尚文1 片岡明生1 田中博志1 岩永成晃1

所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1031 - P.1033

文献概要

 卵巣明細胞腺癌は表層上皮性・間質性悪性腫瘍に分類され,組織発生はMüller管由来と考えられている.全卵巣悪性腫瘍中5〜6%の割合で比較的まれな腫瘍と考えられてきたが,近年,発生頻度の上昇が示され,20%を越える報告もみられる.臨床進行期はI期癌の比率が高く,Ⅲ期癌が多い漿液性腺癌と全体的な予後をみれば大きな差はないが,Stage別の比較生存率は不良である.当院における一例を呈示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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