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今月の臨床 治療にてこずる感染症 難治性症例の経験
24.術後感染症
著者: 井村睦規1 嘉村敏治1
所属機関: 1九州大学医学部婦人科産科
ページ範囲:P.1105 - P.1107
文献購入ページに移動 術後感染症の発症の要因としては,患者の感染防御能の低下や,手術対象臓器の常在細菌による手術野の汚染度,すなわち汚染手術,準無菌手術,無菌手術のどれであるかがあげられるが,もう一つ忘れてはならないのが,血腫形成,死腔,壊死組織の存在,組織圧迫,体液の貯留,縫合不全も局所の抵抗力の低下を招き,感染の原因となりうる。
とくに本稿においては,開腹術後の創部感染症に注目し,術後2回も創部感染を起こした症例を詳細に述べ,考察の中で,当科における最近5年間の創部感染症について検討した。
とくに本稿においては,開腹術後の創部感染症に注目し,術後2回も創部感染を起こした症例を詳細に述べ,考察の中で,当科における最近5年間の創部感染症について検討した。
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