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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻1号

1994年01月発行

今月の臨床 新しい薬物療法をさぐる

薬物療法プラクティス

15.手術時接着剤の使用法

著者: 長田尚夫1

所属機関: 1日本大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.57 - P.59

文献概要

 手術の発展は,技術的進歩のみならず手術器具の改良や手術材料の開発によるところが大きい.とくにフィブリン組織接着剤の開発は,外科医の夢であった無縫合による組織接着を可能にしたことからその意義は大きい.本剤は,創傷治癒過程においてフィブリンが創縁を膠着させることに着目したものである.組織接着剤は,接着力,親和性,非異物性,吸収性が満たされることが理想的である.その点フィブリン接着剤は,接着力の点で多少問題があるものの,異物反応がなく組織との親和性,吸収性の点から理想的な接着剤である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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