icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻1号

1994年01月発行

今月の臨床 新しい薬物療法をさぐる

話題の薬剤

16.HMG-GH併用療法

著者: 高崎彰久1 森岡均1

所属機関: 1済生会下関総合病院産婦人科

ページ範囲:P.60 - P.60

文献概要

 近年,GIFTやIVF-ETの進歩に伴い,HMGなどを用いた種々の卵胞刺激法が開発され,数多くの良好な卵を得ることが可能となってきた.しかし,これらの治療に抵抗する,いわゆるgonado—tropinに対するpoor responderが存在し,それらの症例に対する有効な治療法はいまだ認められていない.
 最近,成長ホルモン(GH)がgonadotropinに対する卵巣の反応性に関与しているという報告がなされ1),われわれの検討でもpoor responderの中にGH分泌刺激試験に対し低反応を示す症例が認められた2).このことよりpoor responderに対するGHの臨床応用が試みられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら