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今月の臨床 新しい薬物療法をさぐる 話題の薬剤
18.オキシブチニン(ポラキス)による女性尿失禁,頻尿の治療
著者: 加藤久美子1
所属機関: 1名古屋第一赤十字病院泌尿器科
ページ範囲:P.63 - P.64
文献購入ページに移動 塩酸オキシブチニン(ポラキス)は1988年から認可された蓄尿障害(頻尿,尿意切迫感,尿失禁)治療薬で1),日本で初めて尿失禁を効能にうたった薬剤である.切迫性尿失禁に対する切れ味が鋭く,使える薬ができたことで「尿失禁ブーム」が加速された.
オキシブチニンは抗コリン作用,直接平滑筋弛緩作用によって膀胱平滑筋(排尿筋)を弛緩させ,膀胱容量の拡大,無抑制収縮の抑制をもたらす.
オキシブチニンは抗コリン作用,直接平滑筋弛緩作用によって膀胱平滑筋(排尿筋)を弛緩させ,膀胱容量の拡大,無抑制収縮の抑制をもたらす.
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