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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻1号

1994年01月発行

文献概要

今月の臨床 新しい薬物療法をさぐる 話題の薬剤

25.ゾビラツクス

著者: 須藤寛人1

所属機関: 1綜合病院長岡赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.79 - P.80

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 単純ヘルペスウイルス感染症に抗ウイルス化学療法剤であるアシクロビル(ゾビラックス®,以下ACVと略)が有効であることが立証されるようになった.ACVはグアノシン類似体で,ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼにより活性型となる.デオキシグアノシンに代わってウイルスDNAに取り込まれ,その合成が阻害される.正常細胞内ではACVはリン酸化を受けず,細胞毒性は低い.
 最近,点滴静注用ACVに加え,経口剤(200mg錠と400mg錠)が市販されるようになり,幅広い治療法の選択が行えるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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