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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻11号

1994年11月発行

今月の臨床 難治性合併症を診る—産科

産婦人科合併症

2.産科ショック

著者: 金山尚裕1 寺尾俊彦1

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1314 - P.1315

文献概要

 1992〜1993年度に行われた厚生省の“妊産婦死亡・ニアミスの検討(寺尾班)”で,それらを起こす頻度の高い産科疾患は出血性ショック,子癇,羊水塞栓症,重症妊娠中毒症(HELLP症候群を含む)であることがretrospective studyより判明した.出血性ショックは2次性のDICを,また子癇,羊水塞栓症,重症妊娠中毒症はvasospasmのため血管内凝固亢進が起こり,DICが発生することが多い.したがってDICの対処が産科ショックの治療において重要な役割をもつ.本稿では産科DICに対する診断・治療について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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