文献詳細
今月の臨床 難治性合併症を診る—産科
呼吸器系合併症
文献概要
気管支喘息の頻度は人口の3〜4%に及んでおり,近年増加傾向にあると言われている.このためわれわれ産科医が,気管支喘息合併妊娠の管理にたずさわる機会も以前より増えてきていると思われる.また気管支喘息の病態についての解明が進んだことから,その管理や治療法に関してもいくらかの変化が見られている.このような点から,本稿ではまず気管支喘息一般の管理に対する最近の考え方を紹介した上で,その妊娠中の管理について言及することとする.
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