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Q&A
C型肝炎の垂直感染について
著者: 岡野健一1 白鳥康史2 小俣政男2
所属機関: 1朝日生命成人病研究所消化器科 2東京大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1399 - P.1400
文献概要
A C型肝炎の母子感染に関して,一部B型肝炎と対比しながら考察する.以前非A非B肝炎とされていた肝炎のほとんどやアルコールによると考えられていた肝炎の一部がC型肝炎ウイルスによるものと判明したのは1990年以降といってもよいと考える.米国カイロン社がC型肝炎ウイルスのRNAの一部から翻訳される蛋白に対する抗体を作成し,抗原抗体反応の系を確立,発表したのが1989年であり1),それ以降HC(Hepatitis C)ウイルスにより慢性肝炎,肝硬変症,肝細胞癌などが起きることが判明してきた.
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