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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻11号

1994年11月発行

原著

日本人女性のライフスタイルと閉経後の骨密度減少に関する検討—関西地区におけるアンケート調査結果

著者: 後山尚久1 池田篤1 岡村信介1 植木実1 杉本修1

所属機関: 1大阪医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1411 - P.1416

文献概要

 閉経後女性の3〜4割が65歳までに治療を必要とする骨密度減少をきたすとされる.今回,学童期からの生活習慣と骨密度減少との関連を検討するため,閉経女性106例(53.9±3.6歳)を対象としたアンケート調査を実施し,DEXAによる骨密度(L2-4BMD)測定値別に比較した.
 BMD:0.92g/cm2未満の骨密度減少群(B群:全体の39.6%)では学童期〜10歳代での牛乳の摂取率や定期的な運動習慣の比率が有意(P<0.01)に低く,戸外で過ごす時間が長かったとする回答率もBMD:0.86g/cm2未満の骨密度減少群(C群)で最も低かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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