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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻12号

1994年12月発行

文献概要

カラーグラフ 遺伝講座・6

遺伝子解析の方法・2

著者: 鈴森薫1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1435 - P.1437

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ポリメラーゼ連鎖反応法(PCR法:polymerase chain reaction)
 PCR法では,微量の試料から目的とするDNA領域を短期間に20〜50万倍に増幅して調べることができる.2本鎖DNAはそのままでは安定であるが,熱を加えると開離して1本鎖DNAとなる.しかし,また温度を元に戻すと前と同じ2本鎖に戻る性質をもっている.
 PCR法の原理は,熱処理してまず2本鎖DNAを1本鎖にすることから始まる.1本鎖になったDNAを鋳型としてそれに相補的なDNAを生合成するDNAポリメラーゼの性質を応用したものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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