文献詳細
文献概要
カラーグラフ 遺伝講座・6
遺伝子解析の方法・2
著者: 鈴森薫1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.1435 - P.1437
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PCR法では,微量の試料から目的とするDNA領域を短期間に20〜50万倍に増幅して調べることができる.2本鎖DNAはそのままでは安定であるが,熱を加えると開離して1本鎖DNAとなる.しかし,また温度を元に戻すと前と同じ2本鎖に戻る性質をもっている.
PCR法の原理は,熱処理してまず2本鎖DNAを1本鎖にすることから始まる.1本鎖になったDNAを鋳型としてそれに相補的なDNAを生合成するDNAポリメラーゼの性質を応用したものである.
PCR法では,微量の試料から目的とするDNA領域を短期間に20〜50万倍に増幅して調べることができる.2本鎖DNAはそのままでは安定であるが,熱を加えると開離して1本鎖DNAとなる.しかし,また温度を元に戻すと前と同じ2本鎖に戻る性質をもっている.
PCR法の原理は,熱処理してまず2本鎖DNAを1本鎖にすることから始まる.1本鎖になったDNAを鋳型としてそれに相補的なDNAを生合成するDNAポリメラーゼの性質を応用したものである.
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