icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻12号

1994年12月発行

今月の臨床 多胎—いま何が問題か

妊娠合併症の対策

10.三胎以上の母体合併症

著者: 合阪幸三1

所属機関: 1賛育会病院産婦人科

ページ範囲:P.1470 - P.1471

文献概要

 自然妊娠で三胎以上となることはきわめてまれで,ほとんどが排卵誘発剤(とくにhMG製剤)の使用によるものである.hMG製剤が臨床の現場で広く用いられるようになったことから,近年このような症例の発生頻度も上昇しつつある1,2).筆者の施設でも,不妊外来を設置し,hMG製剤による排卵誘発,体外受精などを施行しているが,幸いなことに現在まで体外受精で三胎が1例発生したのみである.したがって,必ずしもこの方面のエキスパートと言うわけではないので,本稿では,三胎以上の妊娠・分娩時の管理上注意すべき点について,文献的考察を中心に述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら