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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻12号

1994年12月発行

今月の臨床 多胎—いま何が問題か

分娩

17.双胎における後続児の取り扱い

著者: 石川薫1 羽柴良樹1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.1490 - P.1491

文献概要

 著者らの周産期センターで過去約10年間(1984年9月〜1994年7月)に取り扱った双胎は151例であるが,双胎の分娩様式はChervenak FA etal1)に準拠したプロトコールで対処してきた(図1).双胎における後続児の取り扱いとして実地臨床で迷いディベートとなる点は,①後続児が頭位でない場合の分娩様式(そのまま骨盤位経腟vs外回転し頭位経腟vs帝切や内回転),②双胎A出産後の後続児の分娩所要時間(積極的に促進vs自然に待機),③双胎A流超早期産後の後続児への対応(諦めるvs積極的に妊娠継続を図る)などに整理できるかと考える.以下,著者らの臨床経験および文献的渉猟を基に,上記3点につき解説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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