文献詳細
症例
成人型および若年型卵巣顆粒膜細胞腫の2例
著者: 伊藤高太郎1 牧田和也1 金田佳史1 高松潔1 宇田川康博1 木口一成1 倉持茂2
所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科 2慶應義塾大学病院中央臨床検査部病理
ページ範囲:P.1531 - P.1534
文献概要
成人型の症例は67歳の女性で,反復する閉経後出血を主訴に来院,画像診断(超音波断層法およびCTスキャン)上,左卵巣の腫大と子宮内膜肥厚像を呈していたためホルモン産生性卵巣腫瘍を疑い,腹式単純子宮全摘兼両付属器切除術を施行し,顆粒膜細胞腫の病理診断を得た.術中採取した腹水細胞診にて腫瘍細胞を認めたため,現在,化学療法を施行中である.
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