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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻2号

1994年02月発行

文献概要

カラーグラフ 摘出標本の見方・8

卵巣胚細胞腫瘍—未熟奇形腫

著者: 薬師寺道明1 片岡明生1 佐々木淑1 大橋裕1 西田敬1 杉山徹1 大蔵尚文1 岩永成晃1 田中博志1

所属機関: 1久留米大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.127 - P.129

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 卵巣が,腫瘍学の宝庫であるといわれるのは,胚細胞性腫瘍の存在によるところが大きいが,その極めつけは,未熟奇形腫であると言っても過言ではない.つまり,三胚葉性成分よりなる多彩な組織像と,時に形態学的特徴からは立証できない転移や再発をきたすため,古今東西で,その腫瘍発生や腫瘍性格について多くの学説と討論がされてきた.今回,未熟奇形腫の一例を呈示し,その形態学的特微を含め,取り扱いについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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