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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻2号

1994年02月発行

今月の臨床 不妊症はどこまで治せるか

ARTの実際

10.ARTと卵巣刺激法

著者: 山野修司1 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.156 - P.158

文献概要

 Assisted reproductive technology(ART)の進歩は目覚ましく,この十数年間で不妊症の治療法を大きく変革した.しかし,体外受精・胚移植法(IVF-ET)の妊娠率を20%前後に,配偶子卵管内移植法(GIFT)の妊娠率を30〜40%にと安定させたのは卵巣刺激法の進歩によると言っても過言ではない.とくにgonadotropin releasinghormone agonist(GnRHa)の併用により採卵のキャンセル率が減少し,さらに採取卵数も増加したことから現時点ではGnRHaを併用したhuman menopausal gonadotropin(hMG)療法がARTの卵巣刺激法として,最も汎用されている.本項ではこのGnRHaを併用したhMG療法の投与方法の実際と問題点について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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