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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻2号

1994年02月発行

文献概要

今月の臨床 不妊症はどこまで治せるか ARTの実際

13.Luteal supportの意義と実際

著者: 石川睦男1 千石一雄1

所属機関: 1旭川医科大学産婦人科

ページ範囲:P.166 - P.167

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 近年の排卵誘発法ならびに採卵,培養技術の進歩に伴いIVF-ETの受精,分割率は60〜90%と満足すべき成績を挙げている.しかし,着床率はいまだ十分とはいえず,高い受精率が妊娠率に直結しない現状にある.その原因として体外受精胚のviabilityの問題など種々の要因が考えられるが,排卵誘発に伴う黄体機能不全が着床環境に悪影響を及ぼすことも要因の一つに挙げられる.したがって,黄体機能を賦活し胚の着床およびその後の発育に適した子宮内ホルモン環境を維持することにより妊娠率が向上する可能性がある.本稿ではARTにおけるluteal supportの必要性ならびにその実際について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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