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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻2号

1994年02月発行

今月の臨床 不妊症はどこまで治せるか

ARTの実際

14.ARTと卵管内人工授精

著者: 五味淵秀人12

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院産婦人科 2三楽病院

ページ範囲:P.168 - P.169

文献概要

 雌性性管内を上昇する精子は種々の関門を通過する間に選別を受け,また,受精能を獲得する.その後,卵管膨大部において受精するに至る.しかし,男性不妊,免疫性不妊などの場合,受精の場に十分な良好精子が到達できない.子宮頸管粘液を越えて子宮腔内に精液を注入する人工授精がこれに有用な治療法であることに異論を挾む余地はない.さらに受精の場に近い部位へ精子を搬送すればより効率が良いと考えられ,卵管内人工授精が試みられるに至った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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