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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻2号

1994年02月発行

今月の臨床 不妊症はどこまで治せるか

ARTの問題点

26.ARTとAssisted Hatching

著者: 小田原靖1 松本和紀1 楠原浩二1 寺島芳輝1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学

ページ範囲:P.201 - P.202

文献概要

 IVF-ETの第1例成功以来,十余年を経てARTは不妊症治療のなかで大きなウエイトを占めるようになった.近年IVFにおける卵胞刺激法や男性因子に対する受精率の改善などについて,多くの新しい治療手技が開発されてきたが,着床に対する治療的なアプローチはいまだ十分ではない.Cohenらは胚透明帯を顕微操作により開窓することによりHatchingが促進されることに注目し,これをIVFに応用した{Assisted Hatching(AHA)}1).AHAに関する基礎的臨床的検討のほとんどはCohenらの報告であり,他施設からの追試報告は多くない.本稿ではCohenらの報告を中心としたAHAの臨床成績を述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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