icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻3号

1994年03月発行

カラーグラフ 摘出標本の見方・9

子宮頸部腺癌

著者: 薬師寺道明1 蓮尾泰之1 田中博志1 牛嶋公生1 片岡明生1 大蔵尚文1 杉山徹1 西田敬1

所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.249 - P.251

文献概要

 子宮頸癌は組織学的に扁平上皮癌と腺癌に大別されるが,腺癌の発生頻度は5〜10%前後と比較的少ない.しかし,扁平上皮癌に比べて一般的に放射線抵抗性で予後が悪く,また若年者に多い傾向にある.当科においても過去5年間では扁平上皮癌の平均年齢58.6歳に対し,腺癌では50.1歳であった.また諸家の報告では,近年増加の傾向にある.したがって診断および治療には,扁平上皮癌以上に慎重さが要求される.
 今回は,子宮頸部腺癌症例を提示して,その特徴および取り扱いなどについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら