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今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル A.予診
2.問診法(性器出血)
著者: 秋本晄久1
所属機関: 1岡山済生会総合病院
ページ範囲:P.378 - P.381
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性器出血は,帯下,下腹痛,腫瘍,尿症状などと共に,産婦人科重大症状の一つである.また性器出血は,女性の一生を通じてみられ,産婦人科疾患の重要な部分を占めている.この性器出血を問診するにあたっては,やはり,性器出血をきたす疾患を系統的に頭に入れておく必要がある.性器出血の分類方法は,出血部位によるもの,出血原因別によるもの,出血の開始時期によるもの,出血症状によるものなど多岐にわたっている.これらのうち,理解しやすくよく用いられる分類は,①出血原因を生理的なものと病的なものとに大別し,それらの原因を外傷性,腫瘍性,炎症性,妊娠性などに分けて疾患を分類したものと(図1),②出血の総括的分類として,出血の原因を妊娠の有無によって大別し,次いで出血の部位別に分けて,それぞれの疾患を分類したものとである(図2).
性器出血は,帯下,下腹痛,腫瘍,尿症状などと共に,産婦人科重大症状の一つである.また性器出血は,女性の一生を通じてみられ,産婦人科疾患の重要な部分を占めている.この性器出血を問診するにあたっては,やはり,性器出血をきたす疾患を系統的に頭に入れておく必要がある.性器出血の分類方法は,出血部位によるもの,出血原因別によるもの,出血の開始時期によるもの,出血症状によるものなど多岐にわたっている.これらのうち,理解しやすくよく用いられる分類は,①出血原因を生理的なものと病的なものとに大別し,それらの原因を外傷性,腫瘍性,炎症性,妊娠性などに分けて疾患を分類したものと(図1),②出血の総括的分類として,出血の原因を妊娠の有無によって大別し,次いで出血の部位別に分けて,それぞれの疾患を分類したものとである(図2).
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