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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル

B.初診

9.直腸診

著者: 黒島義男1 岩崎克彦1

所属機関: 1東海大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.400 - P.401

文献概要

直腸診の目的と意義
 婦人科領域で直腸診を行う場合は,ある程度対象が制限されており,それは,①内診が不可能な場合(小児,未婚女性,老女,腟欠損,腟閉鎖など)②子宮頸癌の浸潤程度 ③子宮頸癌加療後の再発の有無などである.
 直腸診より得られる情報は,一般の腟双合診における所見以外に,とくに,直腸壁,ダグラス窩,子宮後面,後部子宮旁結合織,腟旁結合織,骨盤壁などの状態であり,これらは,疾患によってはその予後を支配する重要な因子ともなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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