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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル

C.外来感染症

13.頸管腟内GBS検査

著者: 末原則幸1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター産科

ページ範囲:P.410 - P.411

文献概要

 B型溶血性連鎖球菌(group B Streptococcus,GBS)は腟内にしばしば存在する菌で,妊娠中には,時に,上行性感染し絨毛羊膜炎を起こし,前期破水(PROM)や早産,流産の原因となることがある.また分娩時には産道感染により新生児の敗血症,髄膜炎(early onset GBS sepsis)の起炎菌となり,児の予後に重大な影響を及ぼすことがある.この新生児のGBS感染症には産道感染のみならず胎内感染による敗血症,髄膜炎の報告もある.また産褥期には子宮内感染の起炎菌ともなり母児管理上重要な菌である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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