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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル

C.外来感染症

14.MRSA検査

著者: 吉岡保1 尾崎宏治1 岩崎豊2

所属機関: 1倉敷成人病センター産婦人科 2倉敷成人病センター臨床検査部

ページ範囲:P.412 - P.414

文献概要

 MRSAはmethicillin-resistant staphylococ—cus aureusメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略号である.メチシリンは黄色ブドウ球菌のペニシリン分解酵素(ペニシリナーゼ)で分解されないペニシリンで従来のペニシリン耐性黄色ブドウ球菌に例外なく有効であった.しかし今日,MRSAはメチシリンだけでなく,第一,第二,第三世代のセフェム系を含めてほとんどのβ—ラクタム薬に耐性を示し,院内感染の問題としてその予防と治療は社会的に大きな関心事になっている.S.aureusにはMRSAとMSSA(methicillin sensi—tive S.aureus)の2種類があり,MSSAはメチシリンに感受性を示す黄色ブドウ球菌である(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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