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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル

E.腫瘍外来—診断と治療方針

29.外陰癌

著者: 山辺徹1

所属機関: 1長崎大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.466 - P.468

文献概要

 外陰癌の頻度は,わが国では女性性器癌の1〜2%,また欧米では3〜5%とする報告が多い.組織学的には,ほとんどが扁平上皮癌で,腺癌はきわめて少ない.そのほか,浸潤性Paget病や悪性黒色腫などがみられる.とくに扁平上皮癌や悪性黒色腫は高齢者に多い.ある程度進行した癌では,肉眼的に診断が可能であるが,外陰上皮内腫瘍(VIN)や初期癌の多くは斑状ないし丘疹状病変としてみられ,他の良性病変との鑑別が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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