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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル

E.腫瘍外来—診断と治療方針

32.良性卵巣腫瘍

著者: 山下幸紀1

所属機関: 1国立札幌病院産婦人科

ページ範囲:P.474 - P.476

文献概要

 良性卵巣腫瘍の診断にあたって留意すべき点の第一は,腹部腫瘍が卵巣腫瘍であること,第二にはそれが良性であることを臨床的に確認することである.そのためにまず,良性卵巣腫瘍に分類されるものをつねに念頭においておかなくてはならない.
 現在日産婦では,卵巣腫瘍良性群として,嚢胞性:漿液性嚢胞腺腫,ムチン性嚢胞腺腫,類内膜嚢腫,類中腎嚢腫,類皮嚢胞腫,充実性:線維腫,線維筋腫,筋腫,Brenner型腫瘍,莢膜細胞腫,甲状腺腫,類副腎腫,門細胞腫を分類している.これらの臨床上の特長を把握しながら診断を進めていくことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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