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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

文献概要

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル F.内分泌・不妊

43.高プロラクチン血症の原因の鑑別

著者: 東敬次郎1

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.510 - P.512

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 無月経を主訴とする婦人の血中プロラクチン(PRL)濃度を測定してみると,その15〜20%に高PRL血症の存在することがわかっている.また本症では乳汁漏出や排卵障害が惹起されて,不妊となり女性の生殖機能が損なわれる.さらに本症のほぼ3分の1はプロラクチノーマが原因となっており,脳神経外科的に腫瘍摘除術が必要なマクロプロラクチノーマが婦人科医により発見される場合もまれではない.このような観点から,高PRL血症は婦人科外来で留意すべき内分泌疾患と言える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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