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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル

H.患者への対応

55.インフォームド・コンセント—不妊症(とくにIVF)

著者: 鈴木秋悦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.546 - P.547

文献概要

 informed consentとは,もともと,米国における医事紛争の多発化が原因で生まれてきたと考えられているが,歴史的には,それ以前に,truth—telling(真実を語る)という言葉があり,それに対応して,個人が責任をもって意志の決定をする,すなわち,self-determinationが重要であるといわれてきた.
 したがって,truth-tellingとself-deternina—tionが,informed consentの前提条件であり1),結論的に言えば,informed consentとは,医師が患者を指導する際の,必須的な原則であり,医師側が,医療上の責任と使命を十分に認識していれば,とくに,この問題を取り上げる必要もないということになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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