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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻4号

1994年04月発行

Q&A

卵巣腫瘍における腫瘍マーカーの有用性—日・米対比

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.573 - P.575

文献概要

 Q 卵巣腫瘍における腫瘍マーカーの有用性をお教え下さい.日・米の考えを対比させて教えていただきたい(北海道KA生).
 A 日本:腫瘍マーカーとは狭い意味で腫瘍細胞自身が産生,分泌する蛋白で,単クローン性抗体を用いたイムノアッセイにより悪性腫瘍患者の血中で高値を示す.ところが,①胎児および付属物,とくに健常人,良性疾患でも高値を示すことがある(感度および特異度の問題),②同じ臓器,組織型の悪性腫瘍でも産生,分泌に多様性がみられる(生物学的多様性の問題),といった限界がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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