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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻5号

1994年05月発行

今月の臨床 骨盤位マニュアル

分娩時の対応

12.早期破水への対応

著者: 中井祐一郎1 今中基晴1 荻田幸雄1

所属機関: 1大阪市立大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.636 - P.637

文献概要

骨盤位早期破水の特徴
 早期破水の原因として,一般的には急激な腹圧の増大や羊水過多,卵膜の脆弱化などが考えられる.骨盤位の場合には,接触輪の形成不全のため陣痛発作時に胎胞内への羊水流入が増加し,さらに足位においては胎動による物理的刺激も加わり,前・早期破水の頻度が高くなる1)
 骨盤位では先進部が頭位に比較し柔軟で小さく不規則な形態をとる.とくに,膝位や足位ではこの傾向が強く,十分な接触輪が形成されない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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