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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻5号

1994年05月発行

今月の臨床 骨盤位マニュアル

分娩時の対応

15.後続児頭鉗子の使い方

著者: 太田孝夫1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.646 - P.648

文献概要

Piper鉗子
 Piper鉗子は1924年,フィラデルフィアのPiper EBによって骨盤位分娩の後続児頭娩出用の鉗子として考案された1)(図1).その特徴は鉗子柄が匙部の高さよりかなり低い位置に下がっているため,児の躯幹を水平面から上方へ挙上させることなく,児頭の両側へ真っ直ぐ装置することが可能となり,その結果,頸部の過伸展による損傷が防げる点にある.
 Naegele鉗子でも代用できるが,躯幹の過度の挙上による頸部の過伸展は不可避となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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