icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻6号

1994年06月発行

今月の臨床 早期癌—診療ストラテジー

子宮頸癌 治療

12.準広汎全摘

著者: 工藤隆一1

所属機関: 1札幌医科大学産婦人科

ページ範囲:P.750 - P.751

文献概要

 準広汎性子宮全摘出術(準広汎全摘)は早期癌の手術として根治手術のOver treatmentを回避し,かつ完治することを目的とした手術術式として考えだされた.本術式の適応については,最近議論の多いところである.この手術の必要性についての考え方は,治療の目的に対するphilosophyとも関係する事項であることから,このことについては本稿では議論することは紙面の関係で避けたい.次に準広汎全摘の定義であるが,一般には膀胱子宮靱帯に操作を加え,尿管を剥離し腟壁と子宮頸部周囲組織を若干切除する術式とされている.このような観点から以下手術の適応と術式の概要について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら