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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻6号

1994年06月発行

今月の臨床 早期癌—診療ストラテジー

子宮体癌 診断

15.筋層浸潤度診断

著者: 竹田省1 木下勝之1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科

ページ範囲:P.756 - P.758

文献概要

 子宮体癌の発生頻度は,十数年前全子宮癌の数%を占めるにすぎなかったが,近年,急増しており,1992年,当院では26%にまで達し,欧米とほぼ同程度にまでなっている.その予後は,早期であっても筋層内浸潤度と相関していることが知られており,傍大動脈リンパ節郭清や手術術式の選択など治療法を決定する上で筋層内浸潤度の診断は重要である.この目的で超音波断層法,CT,MRIが用いられているが,なかでもMRI所見が最も精度が高く,子宮体癌症例に対しては必須の検査項日になっている.そこで本稿では,それぞれの検査特性と所見を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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