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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻6号

1994年06月発行

今月の臨床 早期癌—診療ストラテジー

子宮体癌 治療

20.進行度とリンパ節郭清の必要性

著者: 矢島正純1 種村健二朗1 園田隆彦1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院婦人科

ページ範囲:P.768 - P.769

文献概要

 1988年に改訂されたFIGOの子宮体癌臨床期別分類(以下新分類)では,骨盤(および/または腹大動脈)リンパ節に転移が認められた症例はIIIC(またはIV)期に属することになる.われわれの成績では,IIIC期症例はI-II期症例と比較して,またIII期の中でも,IIIA期症例と比較して有意に予後が悪く1),リンパ節転移は重要な予後因子のひとつと考えられるが,リンパ節転移の有無を術前に診断することは必ずしも容易ではない.
 今回は早期癌の特集であるので,リンパ節郭清の必要性と共に,郭清を省略しうる可能性についても言及したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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